| 2003/5/10 “逆説的幸福論” (みみずく)
「幸福であるためには『現在』以外のものは全く知らないということが必要だ。」
・・・とアナトール・フランスが晩年に言った、
・・・とニコラ・セギュールが著書『知性の愁い』に書いている、
・・・と岡井隆が中日新聞“けさのことば”で紹介していました。
(なんと言う回り道による知識!!!)
“過去を悔やみ将来を憂うるからこそわたしたち人間は「幸福」から追放されている。わずかな幸福は「現在」以外のものを「全く知らない」時だけやって来る”のだそうです。
私は、大学でお世話になった教授の卒業式の祝辞「君たちにはこの大学での学生時代の思い出を後生大事にしてほしいとは思わない。なぜなら、過去のことをひきずることで今を生きることを忘れてしまってほしくないし、過去を振り返る必要もないくらい充実した日々をこれから築いていってほしいからだ。」
という言葉を重ね合わせました。
気がつくと過去の失敗に囚われ、将来の不安におびえながら生きている自分がいました。『現在』以外のものばかりに目が向いて、結局そのために瞬間瞬間の輝きから目をそらす結果になっていたのですね。そこここにちりばめられているはずの「幸福」に気付かずに・・・。
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